母直伝!昔ながらの【梅干し】作り③
土用干しから完成まで

土用干しとは7/20~8/7の晴天の続く3~4日、天日に干すことをいいます。
・太陽の強い陽射しにあてて殺菌
・余分な水分を取り、皮・果肉を柔らかにする
・梅の色が鮮やかになり、味もまろやかに仕上がる
という理由があります。
ただ、このところの天候はゲリラ豪雨など突然の雨も多く、3日間晴天が続く日を見極めるのは大変です。多少日にちがずれても晴天が続く日を待ちましょう。
もし、間に雨に降られたら室内に取り込んで確実に晴れる日中に天日に当てます。
雨に当たるとカビの原因にもなるので注意して下さい。
(夜は室内に取り込んで下さい)
土用干しをします

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盆ざるに梅を1個づつ重ならないように並べます。
よく陽の当たる風通しの良いところに置いて下さい

とりこみから保存まで

梅の表面がまんべんなく乾くようにときどき表裏を返します。
夜は室内に入れ、次の日にまた陽に当てるを繰り返します。


梅が乾いた状態で、しわも多くよってきます。表面に白い粉の様な塩の結晶が出てきたら温かいうちに梅酢に戻します。
カビの発生を防ぐため、手を使わず菜箸で戻して下さい。

保存します

10日くらいで赤梅酢がなじんできます。
このころから食べられる状態ですが、梅干しは半年以上置くと味が馴染んで、塩もまろやかになります。
せっかく手間暇かけて作ったので、ゆっくり美味しくなるのを待ちましょう。
2019.8.6 星子