こころの相談室4「バイ菌が心配です。」

2020年4月17日

”私の子育てこれでいいのかな” そんなお悩みに臨床心理士竹田伸子先生が優しくアドバイス。情報誌「トゥインクル」より、選りすぐりのものをシリーズでお届けします。

【質問】子ども(8ヶ月)が生まれてから潔癖症になり、他所でものびのび遊ばせてあげたいのですが、バイ菌が心配でお出かけしにくいです。

お答えします

バイ菌が気になり出かけられない、のびのび遊ばせてやることができないというご相談。
ご自身を責めていらっしゃるようですが、ハイハイし始め何でも口に入れるこの時期、母親はみな潔癖症ぎみになります。家中のものを除菌したくなったり、床を拭きまくったりと、過敏になりがちです。
たぶんあなただけではない。安心してください。

さて、この月齢の子どもはどんな学習をしているのでしょう。

まず何かを見つけた
⇨ 近づきたいと心(脳)が動く
⇨ 体に司令を出し全身を使い移動開始
⇨ やっと到着。それに手を伸ばす
⇨ 捕獲した(手で掴む)
⇨ 引き寄せる
⇨ 口に運んで舌で認知・認識する
⇨ やった!達成した!賢くなった!・・・

という一連の学習手順を踏みます。子どもの知能が発達するにはこの「体験の連続」が大事。途中で妨げないことが大切です。

「やめて」「触らないで」など気になることはたくさんあるでしょう。
しかしグッと我慢笑顔で見守りましょう
0歳児はこの一連の学習手順を何度も何度も繰り返しながら世界を知っていきます。自分の五感を使って学び成長していくのです。
親が世界を広げてやる必要はありません。

あなたが安全だと思える物をお子さんのまわりに揃え、学習環境を整える、それが一番です。

親に不全感が残っても子どもに達成感を与えることができたら、それでいいのです。

ちなみに味覚も大切な学習器官です。掃除や消毒時の薬剤使用には気をつけて

竹田伸子先生Profile
大阪彩都心理センター代表・臨床心理士
甲南大学人間科学研究所客員特別研究員

大阪彩都心理センター
http://saitokodomo.com/index.html