【おうち時間で読書を】インターネット図書館『青空文庫』で名作にふれよう!
こんにちは!星子です。おうちで過ごす時間が増えて本にふれるチャンスです!
こんなとき利用したいのが『青空文庫』です🎵
青空文庫ってなに?

青空文庫?お外で本を読むのかにゃ?
ちがうのよ。インターネット上の図書館のようなものよ!

青空文庫とは、誰でもアクセスできる自由な電子本を、図書館のようにインターネット上に集めたサイトです。
著作権の消滅した作品や「自由に読んでもらってもかまわない」とされた作品を、テキストとXHTML(一部はHTML)形式に電子化した上でそろえています。
つまり、ネット環境があれば世界中の古典や名作を、スマホ📱やパソコン💻で自由に読めるサイトなんですね!これは利用しない手はない!
どんな作品が読めるの?
芥川龍之介、宮沢賢治、太宰治、アンデルセン…青空文庫には古今東西の人気作家の作品がずらり!
著作権は作者の没後50年で消滅するので、青空文庫の主な作家は明治から昭和初期にかけて活躍した作家が多いです。旧仮名遣いの作品もあるので、すらすらと漫画を読むように楽しむというわけにはいかないかもしれませんが、時間のある今だからこそ、日本や海外の名作に触れておきたいですね。
1997年に公開されてからボランティアの手によって入力された作品が15,000以上も収録されていて今もどんどん増えています。
文学作品だけでなく、芸術や科学などの分野の作品もあるのがうれしいですね。また、児童向けの絵本も収蔵されているので、家族みんなで楽しめますよ!
どのようにして読むの?
青空文庫の利用方法については、「青空文庫早わかり」をご覧ください。
作家別、作品別、分野別などの索引があるので、検索しやすいですね。
読みたい本が決まったら、クリックすればすぐ読めますが、そのままのテキストファイルでは少々読みづらいですね。そんなときは、「青空文庫のXHTML, TEXTの読み方」を参考にして、「青空 in Browsers」や「えあ草紙」といった アプリなどを利用しましょう。 ページをめくるように読めてとても便利ですよ!
たとえば、私の大好きな「あなうさピーターのはなし」(つまりピーターラビット)をパソコンで読む場合だと・・・
1. 「いますぐXHTML版で読む」だと、横書きになっていて、どんどんスクロールして読みます。
文章が横に長くなり少し読みづらいですね。

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2. その場合、「青空 in Browsers」をクリックすると縦書きになり読みやすいです。

スマホやタブレットだと「えあ草紙」といったアプリを利用したり、Kindle経由で読んだりと、いろんな方法がありますよ。とにかく一度チャレンジしてみてください!
青空文庫から おすすめ名作
何から読んだらいいかな、と迷ったときには「アクセスランキング」を参考にして選んでもいいかもしれません。 ちなみに2020年4月のランキングは、
1位 (雨にも負けず) 宮沢賢治
2位 走れメロス 太宰治
3位 山月記 中島敦
4位 羅生門 芥川龍之介
5位 こころ 夏目漱石
となっています。
青空文庫で試し読みをして、実際の本をアマゾンなどで購入してもいいですね。
特に、挿絵が楽しい次のような作品は、名作がより身近に感じられますよ!
雨ニモマケズ (宮沢賢治の絵本シリーズ)
イラストがとてもかわいらしい!今こそ賢治の言葉をかみしめたいですね。
走れメロス(声にだすことばえほん)
ストーリーはもちろん、迫力満点の絵に子どももくぎづけになります。
山月記 (立東舎 乙女の本棚)
人気イラストレーター・ねこ助とのコラボ作品。画集としても楽しめます。
こんな本もありますよ!
わあー難しい本ばかりなのか…とっつきにくいな…と思った人もいりかもしれませんがご安心ください。先ほどあげたような絵本や短編集など、読みやすい人気の作品もたくさんありますよ。
たとえば 「あのときの王子くん」(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ 大久保ゆう訳)。
作家名を見てぴんと来た人も多いのでは。そう、この「あのときの王子くん」は、有名な「星の王子様」の新訳版です。巻末に翻訳者の解説が載っているのでご覧くださいね。
なお、「星の王子様」には多くの翻訳本があります。
絵本 星の王子さま
池澤夏樹さんによる翻訳で絵本も出版されています。
青空文庫を入り口にして、読書を楽しんでみましょう!きっと世界が広がりますよ!
2020.5.19 星子